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第2章2話『兵不接刃』(後編)
チェン
以上が先ほどの戦いの全容です
ウェイヤンウー
君の評価は?
チェン
彼らの実力は十分合格といえると思います
チェン
ですがウェイ長官、戦略的レベルにおいても彼らを必要とするとは思えません……
チェン
龍門近衛局は次なる任務にも完全に対処できると考えますが……
ウェイヤンウー
犯罪と侵略に対して、近衛局は十分余裕を持って対応可能だ
ウェイヤンウー
ロドスアイランドはそれにさらなる可能性を提供することができるのだろう。だが……
ウェイヤンウー
ロドスアイランドが要求する「もの」と同じく、現在ロドスアイランドから提示されている条件ではその申し出は受けられんな
ウェイヤンウー
一時的な共同防衛作戦だとしても釣り合わぬ。ロドスアイランドの「ご請求」は少々高すぎる
ウェイヤンウー
ケルシーさんとアーミヤさんならお分かりいただけると思うのだが
ケルシー
ウェイさん、ただ防衛の策を講じるだけでは不十分です。レユニオンには、あなたが知らない多くの情報があります
ケルシー
私たちが行った戦闘の状況から推測するならば、積極的な措置がとられなければレユニオンは近いうちに龍門を襲撃するでしょう
チェン
脅しのつもりか。そんなことを言い切れる根拠などないだろう
ケルシー
チェンさん、チェルノベルグが一夜にして壊滅した本当の理由は何だと思いますか?
チェン
……
ウェイヤンウー
言ってみたまえ
ケルシー
アーミヤ
アーミヤ
は……はい。
アーミヤ
ロドスアイランドはチェルノベルグの事件を経験しただけでなく、同時に天災にも見舞われましたが、なんとか災害も乗り切りました
ウェイヤンウー
これは、これは、たいしたものだ
ウェイヤンウー
わずかな命知らずの狂人を除けば、天災の中を幸運にも無事に生き延びた人物というのはほとんど見たことがない
ウェイヤンウー
アーミヤさん、続けてくれ。聞こうじゃないか
アーミヤ
私たちはレユニオンの指導者たちと交戦しました
チェン
……
ウェイヤンウー
彼女の名は?
ウェイヤンウー
はっきりと思い出せないが、たしか……
Dr.***
【選択肢】
・タルーラです
・タルーラです
ウェイヤンウー
ああ、そう、タルーラだ
ウェイヤンウー
チェン警官、君はこれを聞いてどう思うかね?
チェン
……
チェン
私も…彼女の事は知っています
―――
(アーミヤからチェルノベルグで起きたことの説明が入る)
―――
アーミヤ
これがチェルノベルグでのロドスアイランドが経験したことです。天災によって被災した都市はいまだにウルザスの統制から外れたままです……
アーミヤ
ですが、彼らはまだ勢力の拡大を必要としています、そのためにも依然として多くの物資を要しますから、彼らは龍門を次のターゲットとするはずです
アーミヤ
龍門は一連の侵略行為は防ぐことはできていますが、もし将来的に龍門に対する攻撃が継続的に続けられるとしたら……
アーミヤ
その時どうなっているかまではわかりません。実のところを言えば都市を失ったウルザスがどう動くかという点もそうですが……
ウェイヤンウー
ファっファっファっ…お嬢さん、あなたのおっしゃるとおりだ
ウェイヤンウー
この緊張状態に対応するにも龍門近衛局の人員には限りがある。私は以前の仮契約に基づいてあなた方の申し出の検討はさせていただこう
ウェイヤンウー
だが、先ほど私が言ったような問題もある
ケルシー
……
ケルシー
ロドスアイランドの要求が高すぎる、ということについてですか?
ウェイヤンウー
その通りだ
ウェイヤンウー
その龍門の支出を補うために、私が提示したい条件は簡単な2点だけだ
ウェイヤンウー
一つ、ロドスアイランドは近衛局がレユニオンの脅威を龍門から取り除くのを手助けしなければならない。これには、龍門内の脅威を特定し都市部の問題に対処することも含まれる
ウェイヤンウー
いわゆる感染者がどれほど流れ込んでいるか状況であるかなどだ。要するに、有益な情報であればいかなる情報であっても、龍門と共有する必要がある
ケルシー
1つはわかりました、2つ目の条件は?
ウェイヤンウー
2つ目の条件は、あなた方がこの最優先任務を完了したら改めてお話ししよう
ウェイヤンウー
もちろん、私の要求はロドスアイランドの能力と業務を超えることはないと約束しよう
ケルシー
致しかねます。ここで詳細に説明していただきたいのですが
ウェイヤンウー
よろしいお話ししよう。レユニオンがロドスアイランドの予想以上の被害をもたらした場合……
ウェイヤンウー
ロドスアイランドは近衛局の支援、適切な対応、そしてアフターケアを含め対応してもらいたいと思う
ウェイヤンウー
もちろん、あなた方の能力の範囲内でだが 。だいたいこんなところだ
ケルシー
……
ウェイヤンウー
現時点では、私は詳しい説明はできないが。ロドスには選択肢がないはずだ
ウェイヤンウー
あなた方が受け入れることができないならば、私達が先ほど言ったすべての条件、それをあなたが望むものと思わせいただくが
ケルシー
アーミヤ
アーミヤ
ケルシー先生……
アーミヤ
ウェイさん、契約にもこの一文を加えたいと思います……
アーミヤ
「契約内容をを解釈するとき、双方協議の上議論に参加したうえで行う。」――いかがでしょう?
ウェイヤンウー
ああ、ああ…もちろん。龍門はそれを尊重しよう、アーミヤさん
ウェイヤンウー
チェン警官、君はどう思う
チェン
私も異存ありません
ウェイヤンウー
そうか
ウェイヤンウー
チェン警官も自身の目標があるようだな
チェン
……
ウェイヤンウー
それでは……ごきげんよう諸君。龍門はあなた方を信頼しよう。あなた方との取り次についてはチェン警官が全責任を負い対応する
ウェイヤンウー
しかし、感染者に勝手に動き回られては、大衆の間でパニックを引き起こす可能性がある
ウェイヤンウー
あなた方が任務を遂行するときは龍門近衛局に従ってくれ
ウェイヤンウー
特にチェン警官の指示にはな
ウェイヤンウー
あなた方が正しい行いをする限り、龍門の門はロドスアイランドに開放しよう
アーミヤ
うう……あのおじいさん物凄く気難しい方でしたね……
アーミヤ
落ち着いて話されていて、全く動じてないみたいでした
ケルシー
あなたは彼らと自分の力で交渉することやり方を覚えていく必要があるわね
ケルシー
最後の、悪くなかったわよ
アーミヤ
……えへへ…
ケルシー
さて……
ケルシー
……
Dr.***
【選択肢】
・私はあなたを知っているのだろうか、ケルシー
・こんにちは、ケルシー博士
・初めまして、ケルシー
・私はあなたを知っているのだろうか、ケルシー
・こんにちは、ケルシー博士
・初めまして、ケルシー
ケルシー
……あなた…
ケルシー
……
アーミヤ
ケルシー博士、戸惑わないでほしいのですがドクターは……
ケルシー
ふぅん……
アーミヤ
……
ケルシー
……そう
ケルシー
私たちのこれまでの犠牲が報われるといいわね
ケルシー
どうも、ドクター
ケルシー
おかえりなさい