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第2章3話『无罪推定』(後編)
ミーシャ
……ふぅ
ミーシャ
ここに隠れてれば見つからないよね
ミーシャ
これで、あの子達のところには戻れないな……
ミーシャ
みんな無事だといいけど……
ミーシャ
え、何……
ミーシャ
――!
ミーシャ
誰?
アーミヤ
……
アーミヤ
ミーシャさんですか?
ミーシャ
……え?
ミーシャ
……
アーミヤ
ごめんなさい、ミーシャさん怖がらないで聞いてください
アーミヤ
こちらは私の仲間の、フランカさんとリスカムさんです
フランカ
どうも
リスカム
こんにちは
アーミヤ
私たちはロドスアイランド製薬という組織の者です。感染者の方々のためのお仕事をしています少しよろしいでしょうか――
アーミヤ
私達はあなたの助けになりたいと思っています。ですからあなたとお話しがしたいのです
ミーシャ
お話ししたい?
アーミヤ
そうです
アーミヤ
この場所はお話しするにはあまり良くないですね
アーミヤ
ですが、いま最も必要なのはミーシャさんの安全を確保することです
アーミヤ
それまで、私たちがあなたを守ります、安心してください
ミーシャ
……あなたは何を言っているの……あ……
ミーシャ
……
ミーシャ
わたしを捕まえに来たんでしょう!?
ミーシャ
私の爪は鋭いよ……怪我したくなかったら……
フランカ
……ふふっ
ミーシャ
な、なによ……
フランカ
私たちが本当にあなたを捕まえたいのなら、あなたは抵抗するチャンスすらないわよ
ミーシャ
……
アーミヤ
ミーシャさん……私たちは本当にあなたを助けたいと思っています
ミーシャ
信じられないよ……
ミーシャ
龍門は、感染者を犯罪者よりも酷い扱いしてるって聞いたよ!
ミーシャ
どうしてよ、あなたはどうして感染者を助けようとしてるの?
アーミヤ
……
アーミヤ
ミーシャさん、見てください
ミーシャ
あなたは――いったい何を?
ミーシャ
……あなた……
ミーシャ
……あなたの手……
ミーシャ
あなたも感染者なの?
アーミヤ
はい、私もあなたと同じです
アーミヤ
龍門のスラム街にはたくさんの感染者がいます……子供たち……彼らはあなたをとても信頼していたみたいでした
アーミヤ
あの子達は危ない目にあってるんです
ミーシャ
……あなたは子供たちを使って私を脅す気なの?
アーミヤ
いいえ、そんな事はしませんしかし、誰かがそうするかも……
アーミヤ
ロドスアイランドは、子供達を脅迫しているしている人たちを先ほど追い払ったところです
ミーシャ
……!
アーミヤ
龍門もまた、感染者を捜索しています龍門があなたを見つけるのはもっと遅いかもしれません
アーミヤ
ですが、私達ならあなたを危険から守れます
ミーシャ
……彼らがなぜ私を捕まえたがってるのか知ってる?
ミーシャ
あなた達……どうして私を守ろうとしてるの?
アーミヤ
感染者があなたを標的にしている理由はよくわかりません
アーミヤ
しかし、私たちはあなたを含めた罪のない人々の安全にも気を配っています 少なくともこれは現時点では最良の解決策です。私を信じてもらえますか
アーミヤ
まずあなたをここから連れ出してもいいですか?
ミーシャ
……
ミーシャ
わかった……行くよ
ミーシャ
結局、私に選択の余地はないんでしょ?
アーミヤ
それはそうですが……
アーミヤ
ひとまず、ミーシャさん、ありがとうございます