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第5話『鶏胸肉』(前編)
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………………
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ホワイトナイト基地の地下室
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アルマ
Super-Shorty!
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………アルマはSuper-Shortyがオフィスに入ると抱きしめた。
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Super-Shorty
わぁ!痛い痛いって!
アルマ
ごめんなさい、興奮しちゃって、でも元気そうで良かったわ
Super-Shorty
ごめんなさい、あなたが誰なのか覚えてなくて……
アルマ
大丈夫よ、ゆっくり説明するわ
アルマ
他の方は………
アルマ
ふむ……グリフィンの人形に、鉄血、そして原住民、本当にこんなチームがあるのかしら
デイナ
デイナ=ゼイン、私はこのチビッ子をアースコンピュータの遺跡で見つけたのだ
アルマ
テレビであなたを見たことがあるわ「赤い彗星」よね、本当にありがとうございます
アルマ
それで………そっちは鉄血の人形さん?
アーキテクト
鉄血工造、アーキテクト、私を知らない人はいないと思うけど
アルマ
私はあなたの情報はもってないの、おかしいかもしれないけどね
アルマ
まずは、ようこそ私のオフィス兼牢獄へ
アルマ
ホワイトナイトが私を軟禁したのだけど、ここでの生活はそんなに悪くはないわよ。今あなた達は地上のグリフィンシティで起きてる戦いで大変だっていう事は聞いてるわ
アルマ
まあ座って、コーヒー?それともブランティーニがいいかしら?
デイナ
率直に聞こう、あなたはこのチビッ子の事を知っているのか?
デイナ
彼女はおびえていたようなので、あえて言わなかったのだが
Super-Shorty
わ………私はただ……何が起こってるのかわからなかっただけだから!
Super-Shorty
あなたは誰?私は誰なの?
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………アルマは一杯のコーヒーを飲み、壁にもたれかかった。
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アルマ
この頃は本当は少しお酒を飲みたいのだけど、この後仕事があるから、目を覚ましとかないとね
アルマ
Super-Shorty、それじゃあ、あなたと私、そしてこの世界の過去について話したいのだけど、準備はいい?
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……………
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アルマ
ここにいる全ての人間のように、私の記憶の始まりは、祖先と一緒に廃墟の下よ
アルマ
でも、私がこの時代に珍しかったのは、大きくて親切な中産階級の家族を持ってたってこと
アルマ
私はパズルゲームが好きで、私の父が私に言った先史時代の文明に興味があったから、私は先史時代の電子セキュリティとクラッキングに興味を持つようになったの
アルマ
その後、私は独学でハッカーになったわ、そして私はこの目的のために私の手を改造することさえしたわ――見て
デイナ
これは完全な機械義手だな、実にクールだ
アルマ
わたしはこれを誇りに思っています、人間の手は事故で緊急にそれらを必要としていた人々に適合して使われたから
デイナ
特別な事ではないさ
デイナ
野球の試合では、ボールを投げるのに力を入れすぎることはあったな、腕に力が入りすぎる
Super-Shorty
もしあなたがそうなってるのを見たら、信じないといけないわね……続けて、アルマ
アルマ
うん、私は私が地球上で最高の原住民ハッカーであると誇りを持って言いきれるわ
アルマ
それからにステラ=星井の招待を受け入れたわ、彼女のI.O.Pの16Lab研究所で働くためにね
アルマ
そんなある日、私はステラ社長からエルダーブレインの所在を調査するよう依頼されたの
デイナ
ステラ……
アルマ
ええ、鉄血……この名前はずっと彼女の心の暗い隅に隠されていたわ
アルマ
でも私にとっては、これは単なる仕事だった、そしてそれはグリフィンシティの平和のためにも良いことだった――私が言ってる事の意味が分かる?
アーキテクト
もちろん、あなたの目から見れば私たちはテロリストの集団だし
アルマ
それで、鉄血のオーガスプロトコルを研究することで、彼らの情報の出所を逆算したの
アルマ
ついに、私は驚くべき事実を見つけたわ………
デイナ
鉄血の源はアースコンピューターだった、だろう?
アーキテクト
あ、私がちょうど10分前にそれ言っちゃった、ごめんね、あなたの謎のネタバレしちゃって
アルマ
ああ……「どういうことだ」ってみんなが叫んだ瞬間を見逃してしまって残念ね
アルマ
そう、鉄血人形はアースコンピューターによって作られていたの、何故アースコンピューターが私たちを攻撃する危険なものになったのかしら?
アーキテクト
正直なところ、その理由はわからないわ
アーキテクト
最初に言っておくけど、私は人形や人間を主導的に攻撃するようにはできてなかったんだけど、でも元々の鉄血は確かに地球上のすべての生物を破壊するために作られたよ
アルマ
なぜこの世界を管理する機械が私たちを破壊しようとするのか………これこそ私が見つけなければならない真実よ
アルマ
でも、アースコンピューターは地面に埋まっていて、周りにはたくさんの鉄血の警備がいたわ、だからアースコンピューターに入りたければ、小さくて柔軟な人を派遣しないといけなかった
アルマ
だから私はI.O.Pがこの任務を行うために、最も小さい戦術人形を選んだの
デイナ
現時点ではこれが唯一の合理的な解答だな。 (Super-Shortyを見ながら)
Super-Shorty
小さいっていうな!
Super-Shorty
……
Super-Shorty
アルマ、あなたが私を選んだ……それでもう一体の人形は?
アルマ
ええ、あなたはそれが誰か覚えてる?
Super-Shorty
いえ、彼女の声を覚えているだけよ……
Super-Shorty
とってもやかましくて………
アルマ
(笑)そうね、彼女はあなたの反対でそういう性格だったわ
アルマ
だからこそ………あなたは彼女に会いたい?
Super-Shorty
どうやって彼女に会うの?彼女はどこに?
アルマ
私は知らないけど、あなたは知ってる
アルマ
あなたのメンタルモデルが修復されれば、あなたの記憶を回復することができる
Super-Shorty
回復……私の記憶を?
アルマ
うん、あなたがアースコンピューターで経験したことは誰も知らない
アルマ
私が知っているのは……あなたとアースコンピューターの両方が行方不明になったってこと
アルマ
それから空は砂の雨を落とし始め、そしてステラはその後消えた………
Super-Shorty
何が起きたんだろう……
Super-Shorty
アルマ、私の記憶は本当に回復できるの?
アルマ
もちろん、私だけじゃなくあなた自身の努力にもかかってるけどね
アルマ
私はあなたに仮想戦闘を通してあなたの記憶基盤を作り直すための電子戦モジュールをあなたに読み込ませるわ
アルマ
あなたはこのクラウドマップを修正するため、第2階層でできるだけ多くの深い情報を探る必要があるわ、そしてあなたは地球が止まった日にあなたが経験したことを知るの………
アーキテクト
ちょっと、私も少し興奮してきたかも、その真実って私も知らないし
Super-Shorty
私は……具体的にどうすればいいの
アルマ
あなたは自分のクラウドマップでファイアウォールを突破しないといけない、そしてあなたを妨げる障害を排除しないといけない
アルマ
ある程度のリスクがあると言わざるを得ないけど、この仮想の戦闘に勝たないといけないわ、失敗すると第2階層で迷子になる……あなた次第よ、Super-Shorty
Super-Shorty
私……突然のことでわからないけど
アーキテクト
思い出すのよ、私たちにはあまり時間がない、ホワイトナイトはまだ外で反乱中よ
Super-Shorty
私はもう全部を受け入れる準備ができてた。けど突然一人で戦いに行くことになるなんて………
Super-Shorty
私にそれができるかわからない………
デイナ
……チビッ子
デイナ
重要なのは、お前が記憶を取り戻したいかどうかではないか?
Super-Shorty
わからない……私が過去に経験したこと、何があったのか……
Super-Shorty
デイナ、あなたは記憶を失うのは悪い事ばかりじゃないっていったよね
デイナ
私が言ったことを信じるか?
Super-Shorty
私は……
Super-Shorty
もちろん、信じてないわよ!
Super-Shorty
あの時明らかに嘘ついたでしょ!あなたの義手について、次合うとき別の事言うのと一緒よ!
デイナ
そうだ。お前に嘘をつき続け、全て忘れることは良いことだとお前に言った………
デイナ
……だが今は信じていないのだろう
Super-Shorty
………………
Super-Shorty
私はただスッキリしないだけ……うるさい声でいつも私は背が低いって言われてたし!
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………Super-Shortyはベッドに行った。
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Super-Shorty
アイツの事は確かに覚えてない、そもそも私の友達じゃないかもしれない――
Super-Shorty
アルマ、私は決めたわ。記憶の回復を手伝って!
アルマ
ありがとう、Super-Shorty、あなたならやれるわ
アーキテクト
次のステップはあなた自身の戦いよ、おチビちゃん
デイナ
心配するな。記憶とはかつて起こったことだ
デイナ
過去にお前を殺すことなど出来はしない、今回のだってそうだ
デイナ
行け、チビッ子!全てを取り戻してこい!
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………
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………………
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??
隊長………
??
隊長、起きるにゃ!
Super-Shorty
うん………
Super-Shorty
私を呼ぶのは誰――
??
し~っ――!
??
外は鉄血でいっぱいニャ、あいつらは私たちが死んだと思ってるニャ、隊長の言った通りニャね?
Super-Shorty
私は……
Super-Shorty
(これは………私は過去の記憶にいるのね………)
Super-Shorty
えっと………あなた………
Super-Shorty
あなたは……
IDW
IDWだニャ!
IDW
どうしたのかニャ、ショーティ隊長?
Super-Shorty
や、やめてその名前で呼ばないで!
IDW
あ、ごめんなさいニャ、忘れてたニャ………
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ぽすっ………
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……… Super-Shortyは突然IDWを抱きしめた。
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IDW
……ニャ?!
Super-Shorty
思い出したわ、あなたが私のパートナーね!
Super-Shorty
あなたよ……… IDW ………
IDW
突然あなたは何を言ってるニャ?私たちは確かに世界を救うパートニャーだニャ!
IDW
でもこれが初めての共同作戦だったりするにゃ、まだたくさん教えてもらわなきゃいけないニャ
IDW
でもでも!このギュってするのは、嫌いじゃないニャ!
Super-Shorty
(初めての………?)
Super-Shorty
(そうだ……私たちの性格は合わないし、一緒に仕事をすることはほとんど無かった………)
Super-Shorty
(でも、なぜIDWを見ると………私の感情係数が低くなるの……)
Super-Shorty
(探検を続けて、もっと沢山の記憶を見つける必要があるわね………)
Super-Shorty
………………
IDW
私たちの使命は覚えてるニャね、隊長!
Super-Shorty
アースコンピューターに侵入するのよね?
IDW
その通りニャ。私達は既にコンピューターの地下空間にいるニャ。で、コンピューターの中に行かないといけないニャ
IDW
それからコントロールパネルを見つけて、アルマさんのハッキングプログラムを埋め込んで、コンピュータが現在実行しているコマンドを突き止めるのニャ!
Super-Shorty
わかった……
Super-Shorty
でも、私たちの周りには巡回してる鉄血がいる、あいつらを避ける方法を考えないと
IDW
ニャ、隊長の命令次第ニャ
IDW
さぁ行くニャ、隊長!
IDW
二人で……一緒に世界を救うのニャ!